場況で答えが変わる!?何切る問題

スポンサーリンク
dora麻雀

本日は、場況によって答えが変わる「何切る問題」を紹介しようと思います。さっそくではありますが、こちらをご覧ください。

状況はオーラスでドラが五筒。手牌では赤牌を含めてドラ4の状態です。場には4p5p7pが一枚ずつ切れています。

跳満をトップから直撃、もしくは倍満ツモでトップとお考えください。

ここから、みなさんは何を切りますでしょうか?

本当は誰がいつ切ったとかで少し打牌は変わってくるのですが、このまま解説していきたいと思います。

切る牌の候補は大きく分けて7m6p8p5sの4つとなりそうです。どれを切っても条件を満たす可能性があります。テンパイする種類数と枚数を比較した結果は以下の通りになります。

切る牌 テンパイ牌 受け入れ枚数
m7 p4p5p6p7p8p9s2s3s4s5s6s7 12種34枚
p6 m4m5m6m7m8m9s2s3s4s5s6s7 12種40枚
p8 m4m7p4p7s2s5 6種16枚
s5 m4m5m6m7m8m9p4p5p6p7p8p9 12種34枚

この時点でp8は選択肢として消えそうですね。

その他の打牌と比べて、テンパイの形は条件を軽く満たしますが、テンパイチャンスが他の選択より倍以上の差があります。麻雀はテンパイスピードが非常に大事なゲームですのでp8を切る確率は0%です

では、何を切れば良いのか?ということなのですが、ここまでトップが難しい条件でこの手をもらったらトップを見たくなるのが普通かと思います。しかし、麻雀は2000回打ってようやく自分の実力が着順率などに反映されるものなので、この手は2着がより確実にとれる手順が正しい打牌と考えられます。

そのため、今回のケースではp6切りが一番期待値が高そうです。

単純に一番アガリに近く、条件を満たす牌も少なくないことからです。ただし、これは状況次第で変わってきます。麻雀の言葉で色が安い、高いといわれることがあります。

例を簡単にだすと
マンズが安い=マンズが河に多くでている
マンズが高い=マンズが河に少ない
という状態を表しています。

安い色=他家の人はその色を不必要としている可能性が高い
高い色=その逆でその色を必要としている可能性が高いです

つまり、自分がテンパイした際に相手からアガリやすいのは安い色ということになります。

今回の問題で言えばマンズorソーズが安ければ答えは変わらずp6です。

ピンズが安い時はs5切りの期待値が高くなります。

理由は2点あります。

1.麻雀の待ちは外に寄っている方が、メンツになりずらいため、アガリやすいのでs5にくっついたテンパイよりもm7にくっついたテンパイの方が待ちが優秀になりやすいからです。

2.赤牌が見えていないのが唯一s5aです。なのでそれを他家が所持している場合、その周囲が切られずらく、出アガリできる可能性は少し下がるからです。

このように、麻雀の何切る問題というのは正解が1つではなく、場況によって変わってくるのがわかったと思います。単純に自分の手の形だけで判断などせず、安い色や高い色、残りの枚数など複数の要素を考慮してください。

ありがとうございました。

この記事を書いた人
だよし

三麻が得意だと思ってる麻雀ライター/天鳳8段/MJモバイルR2600〜/関西三麻学生大会優勝/三麻メンバー歴9年目/年間収支はプラスを7年継続中/ギャンブル依存症を現在治療中

フォローお願いします!
麻雀
タイトルとURLをコピーしました