ある日、Twitterを見ていると、おもしろいツイートをみつけました。
みんなは何切るかな!!?
これもただ基礎にしたがってるだけじゃダメな問題だと思う?
夜にでも答え合わせしようかな!
https://twitter.com/mmmkkk_0803/status/1136453193754218496
画像のとおり下図のような手です。
ドラ
何切る問題って、正直場況によって何を切るか変わってきますが、もしこの手がトンパツの配牌できたらみなさん何を切りそうですか?
僕はぱっと見、かなーと思い、このツイートのレスを見てみました。
すると、現在日本で一番強いと言われているMリーガーの多井プロがこんな返信ツイートをしていました。
おっ
なかなか深いこと言ってますねこの牌姿
ひと昔前は2s切りがマジョリティでした
好形というか、待ちを優秀にしてリーチをする感じですね
ただ
3mを切ると、テンパイまでの受け入れが約2倍になるので
今は3m切りがマジョリティのような気がします実戦で僕が何を切るか
https://twitter.com/takaharu_ooi/status/1136456687475290112
毎回変わりそうな手牌です
なるほど、なるほど。
日本で一番強い人が言ってるんだから、答えはで間違い無いでしょう。
僕は好形でのリーチを目指せと教わってきたのもあって、ぱっと見と答えてしまったのだろう。
たしかに、スピードが命とされている現代麻雀であれば、テンパイまでの受け入れ枚数が多いほうが良い気がします。
まあ正直、配牌でこの手がきたら、何を切っても誰よりも早くテンパイはするとは思いますがね(笑)
ただ、僕はこの多井プロの「3mを切ると、テンパイまでの受け入れが約2倍になる」という言葉にすごいひっかかりました。
(え、ほんとにそんなに違うの…?)
気になったので、実際に検証してみました。
レスで多かったのはだったので、この3つでテンパイまでの受け入れ枚数を比較してみました。
切る牌 | テンパイ牌 | 受け入れ枚数 |
7種24牌 | ||
14種45牌 | ||
13種41牌 |
結果:ほんまに2倍くらいあるやんけ( ゚д゚)
多井プロレベルになると、ぱっと見で受け入れ枚数が何倍くらい違うのか、すぐに判断できるのでしょう。
さすがです。
切りの利点といえば、やはりどの牌がきても好形になって、フリテンなどに構えることなくリーチがかけれることでしょう。
逆に受け入れ目一杯でを切ったときに、この手でとか引いた時は、ちょっと「うーん..」って感じですね。
切りも良さそうに見えますが、ピンズの受け入れを全て嫌って受け入れ枚数を最大に構えないくらいであれば、の方がいいような気がします。
多井プロが言うように、場面によって切る牌がすごい変わりそうですね。
余裕があればで、局の中盤以降とかになってくると切りが平均的に多くなりそうですね。
ドラ表示がというのもあって、4枚目のを引く確率も考慮すると、切りもよさげに見えてきます。
ただ、やはりスピード(テンパイ速度)が大事とされている今では、切りの方が良い場面が多くなるでしょう。
昔の人はスピードより、手役重視の人が多かったのもありますし、今と昔で切る牌が変わってきているのでしょうね。
時代の流れにのらなくては…
ありがとうございました。