今回は麻雀が強くなるための一歩目、「5ブロック理論」について解説していきたいと思います。5ブロック理論に関しては三麻でも四麻でもどちらでも適応される理論ですので、是非覚えて明日からの麻雀ライフに役立ててください!
そもそも5ブロック理論とは??
そもそも5ブロック理論とはなんでしょうか。麻雀では上がり形が4つのメンツと1つのアタマ、計5つのブロックでほとんどが形成されています。(チートイツ、国士無双は除く)
■■■+■■■+■■■+■■■+■■
ヘッドのみ、2枚となりますがこれも1つのブロックとして考えます。このブロックが多くても少なくても、上がり形とはなりません。5ブロック理論とは上がり形を見据えて、早い段階で強い5つのブロックに絞るという考え方です。
この理論の一番のメリットが、後々遊び牌(手牌において何の役割も持っていない牌のこと)が生まれにくくなることと、イーシャンテンの時の形が強くなるということです。
実際に見た方がわかりやすいと思いますので、こちらの牌姿をご覧ください。
5ブロック理論で考える際には、まずこの牌姿を
【②③③+⑨⑨+13+78+白白+中中中】
といったブロックに分けます。
現在は6つのブロックで手牌が形成されている状態です。しかし、先ほども述べましたが麻雀では最終の上がり形が5ブロックにしなくてはいけません。上の牌姿では1ブロック分余剰なものができてしまっているのでどこか1つのブロックを削る必要があります。今回の場合ですと、13というカンチャンのブロックが一番弱い部分になるので、ここを削っていきます。(後々の危険度を考えて3から切っていきましょう)
【②③③⑨⑨178白白中中中】
となりました。
更に6をツモるとします。
【②③③⑨⑨1678白白中中中】
最後に1を切ると
【②③③⑨⑨678白白中中中】
という5ブロックが完成いたしました!
上記のようにテンパイ形までに行く過程で後々不要になりそうなブロックを削り、できるだけスマートに手牌を構えることが5ブロック理論ということです!また、こういった打ち方を5ブロック打法ともいいます。
ちなみにさっきの手牌
【②③③⑨⑨1378白白中中中】
この形からリャンメンターツを活かすように③を切ってみます。
【②③⑨⑨1378白白中中中】
同じように6をツモると
【②③⑨⑨13678白白中中中】
ここからカンチャンターツを払い始めると
【②③⑨⑨1678白白中中中】
となり、1が遊び牌となっています。5ブロック理論で進めた牌姿と比べるとイーシャンテンでの受入れ枚数が違い、1が手牌の進行の邪魔になっていることがわかります。
5ブロック理論をいくつかのパターンで考えてみる
ここまでで5ブロック理論についてある程度理解できていただけたかと思います。ここからは5ブロック理論で何を切るのか、ということをいくつかの例で確認していただければと思います。
切り
234455の部分で2ブロックと考えると一番最終形で弱くなりそうなペンチャン部分を落としていくのが正解です。
切り
ここは⑥⑦⑨⑨の部分を1ブロックにするのだが、白がドラということもあり、ポンできる体制にはしておきたいので⑨の対子は残すようにします。
切り
①①②か13かどちらのブロックを落とすのかを考えるのだが、カンチャンのみの13よりもペンチャン+対子の①①②を残さなくてはいけない。
まとめ
いかがでしたでしょうか。何切る問題の基本となる5ブロック理論について今回は解説させていただきました。慣れてくればどのブロックを落とす必要があるのかすぐわかるようになると思います。
コツは今何ブロックあるのか?ということと最終形でどのような形にしたいのか?そのためにはイーシャンテン時点でどういった形にしておきたいのか?を考えることです!
セットでもフリー麻雀でもネット麻雀でも使えるこの理論、皆様もぜひ覚えてみてください。
ありがとうございました。